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コラム

試作環境は自社で持つべきか?外部活用という選択肢 ~量産につながる試作の進め方とは~

2026.03.19

新しい製品テーマや技術アイデアはあるものの、設備投資の社内承認待ちで、クライアントの開発スケジュールに間に合わない、そんな状況に直面していませんか?
本コラムでは、試作環境が社内にない場合でも開発を進めるための考え方として、「外部リソースの活用」と「量産につながる試作」の重要性について解説します。

目次

1. 試作環境がないことで、開発が止まっていませんか

2. 試作環境は「持つ」から「外部を活用する」へ

3. なぜ量産につながる試作が重要なのか

4. まとめ

試作環境がないことで、開発が止まっていませんか

こんなご経験はございませんか?

・試作ラインが社内にないため着手できない。
・設備投資の社内承認待ちで検証が止まっている。
・工程構想までは決まっているが、具体的な加工条件やノウハウが不足している。
・外注試作をしたものの、量産条件につながらなかった。

試作は開発初期の重要な工程ですが、社内調整や設備準備に時間がかかり、鈍らせてしまう一因となることも少なくありません。

また、試作と量産の検討が分断されてしまうと、量産移行時に設計や工程の見直しが発生し、結果として時間・工数・投資が二重にかかるケースも見られます。

試作環境は「持つ」から「外部を活用する」へ

こうした課題に対し、すべての試作設備を自社で保有するのではなく、外部の試作環境を活用しながら開発を進めるという選択肢があります。

外部リソースを活用することで、設備準備にかかる時間を削減し、より迅速に試作・検証へと移行することが可能になります。

重要なのは、単に試作品を作ることではなく、
量産を見据えたプロセス設計とあわせて試作を進めること
です。

新しい製品開発では、
・必要な技術条件の整理
・加工方法の選定
・品質を担保するための工程設計
・工程能力の検証

といった「プロセス設計」が大きなテーマとなります。

そして、その設計が実際に成立するかを確認するのが試作の役割です。

例えば、実機設備や実工程に近い条件で試作を行うことで、プロセス設計の妥当性を検証しながら、量産に向けた条件整理を進めることができます。

桜井グラフィックシステムズでは単なる試作品の製作ではなく、
量産につながるプロセスを構築するための試作支援サービス
を提供しています。

なぜ量産につながる試作が重要なのか

一般的な試作は、「試作品を作ること」自体が目的になってしまうケースも少なくありません。
また、量産を見据えた開発では、

・条件安定性
・再現性
・工程成立性

といった要素を確認しておくことが重要になります。
試作段階から量産を見据えた検証ができれば、量産移行性はスムーズになります。

量産成立性を意識し、プロセス設計・試作・品質条件の整理を並行して進めることで、設計変更や工程見直しといった後戻りが最小化でき、開発から量産への移行をスムーズに進めることができます。

まとめ

新しい製品開発では、プロセス設計から試作、品質確立、量産までを一貫して捉えることが重要です。

その中で、外部リソースを活用することにより、開発スピードを維持しながら、量産を見据えた検証を進めることも可能になります。

当社では、スクリーン印刷機メーカーとして培ってきた技術と、全5棟のクリーンルームエリアを活用したOEM・ODM事業「試作支援サービス」を展開しています。お客様は設備投資を行うことなく、当社の装置・クリーンルーム・技術者を活用しながら、量産を見据えた試作検証を進めることが可能です。

「本当に量産につながるのか」
「工程条件はどこまで詰められるのか」
「自社で設備を持つ前にどこまで検証できるのか」

こうした課題に対し、実機・実工程環境で検証を行い、試作から上市までを支援します。また、自社で量産設備を持たない場合には、量産可能な製造パートナーとのマッチングまでサポートすることも可能です。

小ロット評価から特注仕様のテストまで対応しております。
試作で終わらせない桜井グラフィックシステムズの「試作支援サービス」を、ぜひ一度ご相談ください。

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