製品紹介
MLCC(積層セラミックコンデンサ)とは、セラミックを誘電体とし、電極と交互に積層して作られるコンデンサです。小型ながら複数層構造により、大きな静電気容量を確保することができます。また、極性がなく回路の配置に柔軟性を持たせられるだけではなく、温度や電圧に対して安定性が高いため、高い信頼性を持っています。
スマートフォンやパソコンなどの電子機器や、家電製品や自動車や産業機器など、幅広い分野で使用されており、特に電子化・高機能化が進む自動車分野で需要が高まっています。
製品とスクリーン印刷機との関係
こちらの企業様では、誘電体をフィルム上に塗工し、乾燥させたシートに、当社のスクリーン印刷機を用いて内部電極のパターンを印刷されています。
印刷された製品は大手スマートフォンメーカー向けの電子部品や自動車の電子制御システムなどに使われています。
当社スクリーン印刷機を導入した背景と施策と成果
| 背景 | オペレーターの技量による印刷結果の差異やバラつきを解消し、常に安定した品質を実現したいと考え、新しい設備の導入を検討していました。 | |
| 施策 | 版の初期位置合わせ、自動刷り伸び補正機能を搭載した、スクリーン印刷機をご提案。 | |
| 成果 | 当社のスクリーン印刷機を導入したことで、お客様の印刷条件である30μm程度の高精度の重ね合わせを、自動補正で実現されました。 |
お問い合わせから納品までの歩み
| STEP1 | お問い合わせ | |
| 2014年12月 | ||
| 海外の電子機器メーカー様より当社のスクリーン印刷機についてお問い合わせ、打ち合わせを開始 | ||
| STEP2 | 実機見学 | |
| 2015年3月 | ||
| お客様が当社工場をご訪問、実機を見学 | ||
| STEP3 | 印刷検証 | |
| 2016年2月 | ||
| 客先資材を使用しての印刷検証テスト実施 |
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| STEP4 | 売買契約締結 | |
| 2016年5月 | ||
| 1号機の購入契約締結 | ||
| STEP5 | FAT(工場出荷前検査) | |
| 2016年10月 | ||
| 1号機の出荷前FATを実施 | ||
| STEP6 | 納品 | |
| 2017年1月 | ||
| 1号機を客先へ納入、試運転を行う | ||
| STEP7 | ヒアリング | |
| 2018年1月 | ||
| 2号機の購入に向けて具体的要件のヒアリング | ||
| STEP8 | FAT(工場出荷前検査) | |
| 2018年11月 | ||
| 2号機の出荷前FATを実施 | ||
| STEP9 | 納品 ・ SAT(客先での最終検査) | |
| 2018年12月 | ||
| 2号機を納入、SAT(客先での最終検査)を実施 | ||
導入装置のご紹介
MSDR-30単色ラインを導入いただいております。
MSDR-30
シリンダー型ロールツーロールスクリーン印刷機です。
積層セラミックコンデンサや、フレキシブル基板(FPC)、生体センサーなど、高精細な工業用途のスクリーン印刷に適しています。
| MSDR Series | ||
| 機種 | MSDR-30 | MSDR-60 |
| 最大ウェブ幅 (W)(mm) | 300 | 600 |
| 最小ウェブ幅 (W)(mm) | 150 | 300 |
| ウェブ厚(um) | 25~188 | 38~188 |
| 最大印刷サイズ (W x L) (mm) | 250 x 250 | 550 x 500 |
| 最大版枠サイズ (W x L) (mm) | 650 x 650 | 880 x 880 |
| 最大処理速度 (秒/shot) | 3 | 3 |
まとめ
当社のスクリーン印刷機を導入いただいたことで、機能的な自動化が実現し、製品の品質が安定しました。
その結果、製品の仕上がりにムラがなくなり、常に高水準の品質を維持できるようになりました。
スクリーン印刷機のメーカーである桜井グラフィックシステムズでは、装置の販売のほかに、全5棟のクリーンルームエリアを活用した、OEM・ODM事業「試作特化型受託生産」がございます。お客様は設備投資をすることなく、当社のクリーンルームや装置、人材を自由な期間でご活用いただけるため、印刷技法の検証や予算の確保が課題になる新製品開発に伴うリスクを、限りなくゼロに近づけることが可能です。
試作から上市まで、さらには自社で量産ができないお客様には、量産してくれる工場とのマッチングまでサポートいたします。
皆さまのご要望に合わせて最適なご提案をいたします。ぜひお気軽にご相談ください。
